都道府県別 交通事故死亡者数の推移
都道府県別 交通事故死亡者数の推移
交通事故死者数がピークに達したのは、1970年の1万6765人。この前後数年は「第一次交通戦争」といわれている。その後、1度減少した交通事故死者数が再び上昇し、1万人を超える1988年からの数年は「第二次交通戦争」と言われている。
警察庁によると、第一次交通戦争のころは、運転免許保有者数や自動車保有台数の増加、高速道路等の道路整備の進展等により自動車の走行キロ数が大幅に増加した時期である。一方で、信号機や歩道等の交通安全設備等の整備が不十分だったため、自動車の重大事故、歩行者衝突事故による死者が多かったという。
第二次交通戦争のころは、運転免許保有者数や自転車保有台数の増加等により、自動車の走行キロ数が引き続き増加。第二次ベビーブーム世代(昭和46年~49年生まれ)が運転免許取得年齢に達し、運転技能が十分ではない若者の運転者が急増したため、自動車乗車中の死者が多かったという。
その後、法整備や道路環境整備が進み、自動車技術の進歩(エアバッグ、ABS、車体構造の革新的進歩など)、救急救命技術の進歩などもあって死者数は4000人を下回るまで減少している。
しかし、内閣府発表の第10次交通安全基本計画では、2020年までに交通事故死者数を年間2500人以下にするとしている。この目標を達成するにはあと1年で交通事故死者数を約23%減少させる必要があり、このままでは達成が厳しい状況と言わざるを得ない。交通事故死者数を減少させるための課題はどこにあるのだろうか。
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